NCBのSDGs

西日本シティ銀行のSDGs達成への取組み

世界の学生と一緒にSDGsで社会課題の解決をデザインする

Last Update | 2020.04.06

SDGs Design International Awards 2019

株式会社西日本シティ銀行
住所:福岡市博多区博多駅前3-1-1
https://www.ncbank.co.jp

  • 質の高い教育をみんなに
  • 働きがいも経済成長も
  • パートナーシップで目標を達成しよう

 西日本シティ銀行(以下、NCB)は、九州大学が世界中の学生を対象に開催した「SDGs Design International Awards 2019」に参画しました。このアワードは、SDGsの視点を活かし、人類が抱える社会・環境・経済課題を解決するため、世界中の若い世代(学生)によるデザイン(社会の仕組み)のコンペティションです。
 A:自然災害による被害の対策につながるデザイン、B:美しい海の豊かさを守るためのデザイン、C:国籍、民族、年齢を超えて多様な人が共生するためのデザインの3つのテーマで募集が行われ、13か国・88大学から223通の応募がありました。
 最終プレゼンテーションは、2020年3月14日(土)に九州大学大橋キャンパスで開催され、審査を通過したファイナリスト5組の審査と表彰式が行われました。

ファイナリスト5組のデザイン

最優秀賞 「延伸する島(EXTENDED ISLAND)」
 
中国浙江農林大学 景観ランドスケープ専攻チーム
プレゼンター:張清(ジャン・チン)さん
21世紀の中国で高まっている干拓ニーズによる環境破壊を伝統的な海苔の養殖事業で解決するデザイン。
準優勝賞 「THE MOBILE FOOTBATH」
 
プレゼンター:東京工業大学 環境社会理工学院 建築学コース 伊藤まゆみさん
九州大学大学院・芸術工学府 森山陽介さん
都市生活者の新しい交流の場を、フィンランドのモバイルサウナと日本の足湯を組み合わせてデザインし創出。
優秀賞 「Capricious Growth,Tenacious Growth」
 
中国浙江農林大学チーム
プレゼンター:趙燁樺(ジャオ・イェホア)さん
広西省防城港市の漁村が直面する、台風や海面上昇の危険を、二重構造の牡蠣防波堤「オイスターリーフ」で解決。
特別奨励賞 「Baby Cocoon」
 
ダルムシュタット応用科学大学
プレゼンター:リリス・ライスさん
事故や災害時の乳幼児保護を目的に、親の移動時や休憩時にも乳幼児を確実に守る仕組みをデザイン。
特別奨励賞 「TOMODACHI CONNECTION」
 
九大芸工バングラデシュ調査チーム
プレゼンター:九州大学大学院・芸術工学府 若原千有希さん、田中遼太さん、小倉範子さん
ロヒンギャ難民と地域住民をつなぐ「交友関係見える化ツール」を作成する、民族間の問題解決を目的としたデザイン。

キャッシュレス時代における銀行店舗の新しいデザイン

 NCBは、この取組みに企業グラントとして参画し、NCBが開発したSDGs啓発アイデア創発型カード「街-1カード」を使って、「キャッシュレス時代における銀行店舗の新しいデザイン」を募集しました。多数の応募作品の中から、九州大学3年生の木村沙彩さんの作品『くっつくばんく』を企業グラント(西日本シティ銀行賞)として表彰し、2020年4月3日(金)に本店別館で表彰式を開催しました。
 『くっつくばんく』は、キャッシュレスが浸透することで、若者が銀行を訪れる機会が減っている点に注目し、銀行・若者・地元企業が交流できる「屋台」を銀行店舗内に設置し、カフェトーク形式でお互いの情報や知見などがマッチングできるというデザインです。

  • 谷川頭取から記念品を授与した、企業グラント賞の表彰式の模様
  • 記念の賞状(左)とトロフィー(右)
木村沙彩さんの作品『くっつくばんく』のプレゼンボード

表彰式終了後、木村沙彩さんにインタビュー

ーSDGsに関心を持ったのはいつ頃からですか?
木村 小学生の頃には少年少女国連大使を務めていて、その当時はMDGs(ミレニアム開発目標:Millennium Development Goals)の達成のために、特に発展途上国の貧困や飢餓の問題について考えていました。MDGsは政府主導の取組みでしたが、今回は、このような賞をいただいて、やはりSDGsは地元の企業の方々と、小さなことから取り組んでいくことが大事だし、みんなが(その取組みを)体験できることが大事だと、あらためて感じています。

ー今回の「くっつくばんく」のデザインはどういう経緯で生まれましたか?
木村 まず最初に考えたのは、大学生の私と地元の銀行である西日本シティ銀行さんとの接点がどこにあるか? ということです。まだ学生のうちは、銀行との接点が少ないので、福岡に住んでいる学生にとって親みやすい「屋台」を銀行に置いてみたらどうだろうと発想しました。

ーデザインするにあたり、苦労した点は何ですか?
木村 大学生と、企業と、西日本シティ銀行と、関係する三者にメリットを持たせる点です。学生が学生らしくいられる屋台という場所を銀行に設置すると、その結果、どんなメリットが生まれるのだろうか…と。 
 まず、学生にとっては就職活動に活用できます。地元の企業とのマッチングができて、しかもカフェトーク形式なので、企業合同説明会では聞けないことも知ることができます。企業側としても、少しカジュアルな雰囲気で学生の本質に触れやすくなるし、人生の先輩としてアドバイスを送ることができるので、より深いコミュニケーションが生まれやすくなります。
 今は学生ですが、将来ライフステージが上がるにつれて地元の銀行にお世話になることが多くなるだろうと想像はできますが、今はキャッシュレスが浸透していてスマホがあれば十分事足りるので、あまり銀行に行くことがありません。大人になって、いざ銀行との関係性を深めようとした時に困らないように、学生のうちから銀行に行ける機会が創れないだろうかと考えました。この屋台を入り口にして、将来のために備える、そんなサードプレイス的な場所になればいいなと思います。